役所広司主演 映画『 渇き 』
目次
・前書き
・無料視聴する方法
・作品紹介
・スタッフ・キャスト
・出演「妻夫木聡」関連作品
・あらすじ
・ネタバレ
・感想・まとめ
前書き
原作は、深町秋生のミステリー小説「果てなき渇き」。
監督は中島哲也が担当し、主演は役所広司が演じました。
また、共演に妻夫木聡を始め、
小松菜奈や清水尋也など名だたるキャスト陣がそろいました。
この記事では、無料視聴する方法やあらすじ・ネタバレのほかに人気俳優の
妻夫木聡関連作品を紹介します。
映画「渇き」を無料視聴する方法
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映画「渇き」作品紹介
深町秋生の著書「果てなき渇き」というミステリー小説を
日本アカデミー賞を受賞した中島哲也が監督。
主演の役所広司を始め、
妻夫木聡や小松菜奈・清水尋也など豪華キャストが出演しました。
物語は、一人娘が失踪し、刑事という職から離れていた男が娘のため、
崩壊した家族関係を修復するために奔走するミステリー・サスペンス物語です。
映画「渇き」スタッフ・キャスト
スタッフ
監督・脚本:中島哲也
脚本:門間宣裕
原作:深町秋生「果てなき渇き」
キャスト
藤島昭和役:役所広司
加奈子役:小松菜奈
ぼく役:清水尋也
浅井役:妻夫木聡
愛川役:オダギリジョー
松永役:高杉真宙
遠藤役:二階堂ふみ
森下役:橋本愛
長野役:森川葵
桐子役:黒沢あすか
咲山役:青木崇高
出演「妻夫木聡」関連作品
・「浅田家!」
写真家の浅田政志の写真集を原作に嵐の二宮和也主演で実写化
・「ミュージアム」
人気漫画の実写化。カエル男の猟奇殺人事件に小栗旬が挑む
・「怒り」
吉田修一の同名小説を実写化
・「家族はつらいよ」
山田洋次監督の喜劇映画シリーズ
・「清須会議」
三谷幸喜の同名小説を実写化
・「ぼくたちの家族」
早見和真による同名小説
・「愛と誠」
テレビドラマ化もした梶原一騎による日本漫画
・「悪人」
吉田修一の長編小説
・「感染列島」
日本が新型ウィルスに襲われたらどうなるか描かれたオリジナル作品
映画「渇き」あらすじ
藤島昭和は元刑事であり、しばらく現役から退いていました。
しかし、そんな藤島の元へ別れたはずの妻から電話が掛かってきました。
この電話を聞いて藤島は血相を変えて出かけます。
電話の内容は、別れた妻が引き取った一人娘の加奈子が失踪したというものでした。
藤島は、大切だが自分が気づ付けてしまった娘を思い、事件の事件の捜査を始めます。
3年前、まだ藤島が離婚する前。
藤島は、妻と美人で誰からも好かれる一人娘加奈子と暮らしていました。
しかし、藤島は酒に酔った勢いで加奈子を襲い、首を絞めてしまいます。
これにより加奈子は男性不信になりますが、緒方という同級生に救われました。
そして、いつしか緒方に好意を抱くようになった加奈子ですが、
緒方は松永に騙され男娼として売られてしまいます。
この屈辱に耐えきれない緒方は、学校の屋上から自殺しました。
自身を救ってくれた緒方の死が、加奈子に悲しみとショックを与えると同時に
そこまで追い込んだ相手への恨みもまた強く募るのでした。
高校に上がり、加奈子の同級生となった「僕=瀬岡」は、
加奈子に心惹かれ恋をしてしまいます。
加奈子と付き合いたい瀬岡は、「緒方みたいになりたい」と加奈子に言いました。
すると加奈子は、松岡に瀬岡を売り男娼にしました。
日々辱められ、緒方が自殺した気持ちを知ったところで、
加奈子への憎しみも湧いてきてしまいます。
金属バットを使い加奈子を殺しに行こうとする途中「スニーカー」と名乗る人物に
殺されてしまいました。
2012年の12月24日のクリスマスイブの日。
藤島はまだ刑事であり、警部補を担っていました。
しかし、この陽気な日に妻の桐子が不倫をしているところ見つけてしまいます。
桐子が、自分ではない男と楽しそうに話し、
桐子を車に乗せてどこかに行こうとしました。
これを見て何かが切れてしまった藤島は、自分の車で追いかけ不倫相手の車へ
ぶつけ動きを止めました。
そして、運転席へ回り男を引きずり出すと無我夢中で暴力を振るいます。
これが原因で、藤島は刑事の職を無くすことになりました。
さらに妻から離婚を切り出され、娘とは別居。
住んでいたマンションを追い出され、数々の不幸により藤島は心を病んで
精神科を利用することになります。
統合失調症・うつ病と診断され、薬で治療することになりました。
翌年の8月。
藤島は、警備員として働いていましたが、偶然通りかかった道で
コンビニ店員・飲食店従業員・写真の専門学生ら3人が殺された殺人事件に
居合わせてしまいました。
第一発見者となった藤島は、同じ部署で働いていた後輩が事件を担当することになり、
嫌味や罪を疑われ監視されることになりました。
そんな中でした。
元妻の桐子から娘の失踪連絡を受けたのは。
藤島は、加奈子の部屋を確認するとカバンの中に覚せい剤を見つけました。
さらに所持していたものを確認すると精神科の処方箋が出てきます。
詳しい事情を桐子に聞きますが、桐子は把握できていませんでした。
映画「渇き」ネタバレ
藤島は、加奈子の部屋で連絡網を入手し、友人にクラスメイトに連絡します。
8月16日
クラスメイトなどに協力してもらい聞き込みを行います。
しかし、森下というクラスメイトは「友達だったっけ?」といいます。
同席した友人たちは首を傾げ、その内の1人長野はただただ水を飲むだけでした。
覚せい剤などの薬物にはまると副作用として喉の渇きがあるため、
それを指摘すると森下は不服そうにしに長野はどこか申し訳なさそうな
よそよそしい態度をとりました。
次に向かったのは、処方箋を出していた精神科です。
そこで処方されていたのは、軽い睡眠剤と抗不安剤の2種類でした。
これが分かったところで桐子から加奈子の中学時代の同級生と連絡が付いたと
報告を受けました。
桐子と二人で話を聞きに行った藤島は、
「緒方」という男の子の情報を手に入れることができました。
緒方は、中学時代に自殺しなくなっていました。
翌日
中学時代の担任である東の元へ行きました。
加奈子は、不登校ぎみであまり姿を現すことがなかったため、
精神的に追いこまれていったのではないかと感じていたという。
そんな中、去年遠藤という女性徒が薬物で死去したことを聞き、
素行不良の松永という人物が薬を渡していたことに気が付きます。
そして、加奈子に薬を渡していたのも恐らく松永だと推測しました。
捜査も順調に進み、この件で桐子との関係を修復したいと思うようになっていました。
藤島は、桐子のマンションに泊まり込み桐子を襲ってしまいます。
これに激怒した桐子は実家に帰ってしまいました。
18日
素行不良の松永の家へ赴きます。
母親しか確認できず、話を聞くと後ろから松永に殴られました。
藤島が目を覚ますと、松永も倒れており死亡していました。
そこへ警察の後輩浅井が訪れ、松永が追われていたことを報告してくるのでした。
直接話を聞けなくなった藤島は、同級生の森下を呼び出します。
薬物などの話を聞こうとしますが、森下は感情的になり「加奈子のせい」で
長野が薬を始めたのだと言い放ちました。
森下は、ひどく長野を心配し加奈子の父である藤島に罵倒を浴びせ去っていきました。
むしゃくしゃする藤島は、ギャルを見つけると補導すると見せかけ
マンションへ連れ込みます。
しかし、部屋に入るとギャルが殺され、目の前に「スニーカー」が現れました。
「これ以上嗅ぎまわるな」と忠告だけしていなくなるのでした。
19日
気絶させられていた藤島は、目を覚まします。
家を出たところで森下が声をかけてきました。
森下は加奈子が使っていたというコインロッカーの鍵を渡されました。
それと同時に、松永が殺されたことで薬を使っている自分も殺されると
長野が怯えていることも聞きました。
長野のところへ行くとすでに殺されていました。
そこへ「あなたの自宅からギャルの遺体が出てきました」
と浅井から連絡が入り、重要参考人として話を聞きたいと言われるのでした。
ファミレスで会うと約束しますが、森下から長野が最後に連絡したのは
警察だと聞きました。
そこで警察内部にも犯人がいる可能性を考え、自身はコインロッカーに
向かうことにします。
ロッカーを開けるとファイルが入っており、通っていた精神科医に関連する話でした。
精神科医の辻村を問い詰めると「趙」という実業家と結託して
売春行為をやっていたということを聞いてしまうのでした。
森下は、加奈子が周囲の人間を振りますことに長けていたと話し、
藤島はショックを受けました。
20日
突如藤島は誰かに拉致されてしまいました。
行き先は、暴力団咲山でした。
咲山は、加奈子が趙のお気に入りで、極秘の写真を関係者にさらしたとして
追われたことを聞かせました。
趙は売春を利用し、政界や警察の上層部や幹部相手にスキャンダルの写真をとり
脅していたというのです。
加奈子は、客を寄せるための同級生を薬漬けにし売春をやらせていたのでした。
しかし、ある日写真を持ち出し客に突き出したことで加奈子自身が
追われることになったのです。
警察幹部の件は浅井らが内々に処理していましたが、これまで殺害された薬関係者は、
趙の雇った殺し屋「スニーカー」または「愛川」の仕業でした。
しかし、趙に敵対する咲山は、藤島に加奈子は諦める代わりに
「愛川の処分」を依頼してきました。
これを聞くしかなく、愛川の妻を人質におびき出します。
愛川と空港の駐車場で落ち合い、藤島は加奈子と引き換えに妻を返すと脅すのでした。
しかし、愛川は妻もろとも藤島を殺そうとしました。
愛川は、コンビニ店員やギャル・長野ら人を殺し、喜びを感じるようになっていました。
しまいには趙をも手に掛けてしまい歯止めが利かなくなっていたのです。
そこへ浅井ら警察が訪れ、愛川を止めるため射殺。
藤島の姿が見えず探すと愛川の車の中で死亡していました。
時は遡り、2013年の12月
藤島は真相にたどり着いていたのです。
加奈子は、教員の東の娘に薬をすすめ売春をさせていたのです。
東から辞めるように言われるが、加奈子は彼女が自分で決めていやっていることと
言うのでした。
8月
藤島が、桐子から連絡をもらう前でした。
加奈子は東に殺され埋められていました。
これを知った藤島が東に案内させ、加奈子を掘り返すまで帰さないといいます。
そして、自分も覚せい剤を打って掘り始めます。
「必ず見つけてぶっ殺す」
これを言ったのは藤島で、その異様な光景に東は戦々恐々とするしかありませんでした。
感想・まとめ
この作品は、ミステリー作品でも時系列が前後しながら話が進むのでかなり難解でした。
また、警察や探偵が正義のような綺麗な物語ではなく、
人間の憎しみや鬱のような暗い部分に焦点を当てているため、
作品全体を通して暗い感じが続きます。
初めは、娘を探すために動きだした藤島ですが、
加奈子の実態を知るにつれて憎しみのようなものも湧いてきたかのようにも見えました。
よくあるような最後には悪を倒し、スカッと解決ではなくどこか
後味が悪い感じにもなりますが、時系列を交互に差し込むことで伏線が複雑になり、
犯人の正体や背景が最後まで分からず、そこを一緒に推理する楽しみはありました。
少し過激なミステリー作品ですが、キャストは豪華ですし、
話の内容も難解でサスペンスが好きな方は楽しめると思います。
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