クリーピー偽りの隣人 西島秀俊主演
目次
・前書き
・無料視聴する方法
・作品紹介
・スタッフ・キャスト
・主演「西島秀俊」関連作品
・あらすじ
・ネタバレ
・感想・まとめ
前書き
前川裕の著書で日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品「クリーピー」を実写化。
監督は黒沢清が担当し、主演は西島秀俊が演じます。
また、主役の妻役として竹内結子も共演したことで話題を呼びました。
日本で、2016年に公開され、キネマ旬報ベスト・テンにノミネートされ第8位に入賞。
この記事では、無料で視聴する方法やあらすじ・ネタバレのほかに
主演の西島秀俊の関連作品を紹介していきます。
映画「クリーピー偽りの隣人」を無料視聴する方法
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映画「クリーピー偽りの隣人」作品紹介
日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」を
黒沢清監督のもと、西島秀俊主演で実写化。
物語は、刑事を辞職した高倉がもと同僚から6年前の
一家失踪事件を分析してほしいと依頼されます。
その依頼をこなす高倉ですが、分析が上手く進まず苦悩していると中で、
隣人から不可解な言動により翻弄されてしまう。
映画「クリーピー偽りの隣人」スタッフ・キャスト
スタッフ
監督・脚本:黒沢清
脚本:池田千尋
原作:前川裕「クリーピー」
キャスト
高倉幸一役:西島秀俊
高倉康子役:竹内結子
本田早紀役:川口春奈
野上刑事役:東出昌大
西野雅之役:香川照之
西野澪役:藤野涼子
大川役:戸田昌宏
松岡役:馬場徹
主演「西島秀俊」関連作品
・「人魚の眠る家」
東野圭吾著書の同名小説
・「散り椿」
葉室麟による同名の時代小説
・「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」
田中経一の同名小説
・「劇場版MOZU」
テレビドラマシリーズの続編劇場版
・「風立ちぬ」
スタジオジブリのアニメーション作品
・「ストロベリーナイト」誉田哲也による警察小説
「姫川玲子シリーズ」をテレビドラマ化
・「CUT」
イラン出身のアミール・ナデリ監督が制作し、主演を西島秀俊に依頼した作品
・「サヨナライツカ」
辻仁成の恋愛小説
・「ゼロの焦点」
松本清晴の長編推理小説
・「休暇」
門井肇監督のドラマ映画
映画「クリーピー偽りの隣人」あらすじ
高倉幸一は、警視庁の捜査一課に席を置く刑事でした。
そんな高倉は犯罪心理学を学んでおり、
犯罪者の心理を探求したいと8人を殺害した凶悪犯「松岡」を事情聴取していました。
「俺は、やりもしないで諦めるなんて嫌なんです」や
「どうせやるなら楽しいことをしたい」と言葉を発し、高倉の興味を惹きます。
しかし、犯罪でも変わらないかと問いただすが反応が無くなり、
追及はできない状態となる。
一週間、何とか心理を暴きたいと粘る高倉ですが、
検察への引き渡しが近いと傾向されます。
そんな時でした。
監視していた警察の隙を突き、その警官を殺して脱走。
その後、女性を人質に逃亡を図ろうとしました。
何とか説得しようとする高倉は、松岡の指示通りに背中を向けて
「モラルを説くなら刺さないだろうと」油断します。
すると後ろから松岡にさされ、人質の女性も首を切られ死亡。
松岡は、消えゆく意識の中で「どうですか?俺のモラルは」と刺され、
囁かれた言葉を思い出していました。
松岡は射殺され、高倉は意識を失います。
それから1年。
高倉は刑事を辞めていました。
現在は、大学で犯罪心理学の教諭として働いていた。
刑事時代に一人きりにしてしまった妻の康子とゆっくりとした生活を送っていました。
そして、住まいも一戸建てを購入し、転居初日に隣人への挨拶を行います。
一件目の田中さんの家は、面倒だからと近所付き合いをしていないため
挨拶の品を返品されるなど無愛想な対応される。
対応した中年女性は、家に戻ると老人の介護を始めました。
2件目は、反応がなく明日改めることに。
翌日、妻の康子が挨拶に行くと中年の男性「西野雅之」が出てきます。
挨拶の品を渡し自宅へ帰ろうとすると、西野から「犬を飼っているか」と聞かれ、
康子は「犬は好きでしつけをしています。」と答えると西野は、
「えっ。犬にしつけをするんですか?いいと思いますよ」と帰され
その言葉のやり取りに不気味さを感じました。
帰宅した康子は、西野に贈り物を安物と落胆され、
田中家に品を突き返されたことに怒りを感じずにはいられませんでした。
そんな中、高倉は10年間に起きた事件を振り分けしている助手の大川の作業に
興味を惹かれました。
その中でも6年前の事件が目に留まります。
両親と長男の3人が行方をくらまし、長女の「本田早紀」だけが取り残されます。
早紀は、当時証言がバラバラで統一感がないため「証言能力なし」とされていました。
今は空き家となった本田家に調査に行きますが、
無人となり犯罪の匂いを感じた高倉は捜査を中止することに。
しかし、このことが元同僚の野上刑事の耳に入り、
心理学を学んでいる高倉なら早紀会うことができ、
話を聞くことができるかもしれないと高倉に聞き込みを依頼することにします。
高倉も協力することを了承。
現場に行き、大学教授のあることを先に伝え、
困っていることがあるなら相談に乗ると言いますが、早紀は昔、
刑事の無神経な聞き込みに困らされたこともあり逃げ出してしまいます。
帰り道で西野から声をかけられ、
「あなたの奥さんにいろいろ聞かれて迷惑している」と言われ気分を害された高倉は、
康子に近所付き合いをやめるように言うのでした。
日にちが経過し、早紀から高倉に連絡がありました。
一家失踪事件の記憶が戻ってきたというのです。
早紀は、当時記憶が欠落し、混乱していた。
高倉は、さきから当時の事情を聞き始めます。
映画「クリーピー偽りの隣人」ネタバレ
早紀の一家が失踪する前の話。
事件が起こる少し前から、父・母・兄は電話をよくするようになり、
そのすべてが同じ人物と会話をしていたように見えたという。
そんな中で、母は楽しそうに話をしているかと思えば、
おびえているような様子も見せた。
そして、真面目な兄が高校生にも関わらずお酒を飲んで帰ってくることが増え、
誰かに飲まされているということが分かりました。
妄想かもと自分の記憶を不安に思いつつ続けます。
事件の3日前、早紀は修学旅行で家を離れており、
事件前後の詳しい状況までは分かりませんでした。
一通り話を聞き終え、その時は先と別れましたが、後日また連絡が入ります。
そして、事件に一歩近づくような話をしました。
これまでの電話や母の会話相手、
兄に酒を飲ませていた人物を近所で見たことがあるような気がするというのです。
高倉は、元同僚の野上に本田宅の隣人「水田家」の捜査をするよう依頼します。
水田家は空き家となっていましたが、
その家の押し入れの中に「水野家2人」「本田家3人」の遺体を見つけます。
そんな中、妻の康子は近所の西野と仲良くなるのでした。
以前の無礼を謝罪し、手作りのチョコレートを誉められ、
以前のような不快感はありませんでした。
ある日、夕食のおすそ分けをしに行くと、家の中へ誘われます。
しかし、不気味に思った康子は断り帰ろうとしました。
西野は、うつ病の妻がいて精神的に参っていると告げ、
これを聞いた康子は不憫に思い何か協力出来ることはすると西野に伝えるのでした。
高倉は、野上の依頼を手伝っており、康子と西野の変化に気付きません。
ある日、高倉家で妻が料理を教えている西野家の娘が訪れていました。
西野の姿がないため、「お父さんは?」と聞きます。
「あの人はお父さんじゃないです。全然知らない人」と答えるのでした。
聞き返そうとした時、西野と康子が帰ってきたのでやめました。
その後、康子が誰かと電話をしていることが多くなり、
誰と電話しているのか聞きました。
康子は激怒し話してくれません。
環境の変化でストレスを感じているのだろうと高倉は思います。
しかし、事件の調査をしているうちに不思議なことに気付きます。
水野家と本田家の家の位置関係と高倉家と西野家の位置関係が合致しているのです。
自分の身の回りで起きた違和感を元に本田早紀の言っていた
「共通の知らないだれか」が「西野」だと直感で感じます。
野上に連絡し、「西野雅之」という人物の調査を依頼することにしました。
野上は西野家に行きインターホンを鳴らしますが、
誰も出ようとしないため強引に中に入ります。
中にはコンクリート作りの部屋があり扉が。
その日の夜のことです。
田中家で爆発が。
救助しようと動く高倉でしたが、爆発は数回続き救出は困難でした。
周囲の野次馬が出てくる中、西野家だけだれも出てきませんでした。
その爆発の検証がされ、結果がでました。
遺体が3体見つかりました。
なんとその内の1体は野上刑事でした。
野上が調査をしており、爆発の時も平気でテレビを見ていた
西野が犯人だと確信しますが、証拠がなく立証できません。
早紀に西野の写真を見てもらおうとしますが、拒否されました。
高倉が気付かないところで康子は、西野と会っており注射跡が残るようになります。
西野は、家のコンクリート部屋にいました。
そこには、西野の妻と「本物の西野」がいました。
しかし、薬を打たれ意識が朦朧とし、正気ではありません。
西野は、6年前の犯人であり、本田家と水野家の財債を奪い、
今回は西野家を標的にし成りすましていました。
しかし、西野は自身で殺害はせず他人に行わせ、
「人のせい」にすることで自分は間違っていないと身勝手なモラルを守っています
この西野はサイコパスであり人格障害を抱えていました。
そんな西野を妻の多恵子が朦朧とした意識の中で反抗します。
銃を娘に渡し、殺せと命令。
しかし、娘に打てるはずもなく感情的になった西野自身で多恵子を殺しました。
「これじゃ犯罪者じゃないか」と娘を責め立て後片づけを言い渡します。
1人ではできないという娘に康子を呼び
「娘がやりました。すべてはあなたのせいです。」
と康子に責任を押し付け、片づけをさせるのでした。
一方で高倉は、西野の素性調べようとしますが、
一般人となった高倉に情報の開示はされませんでした。
自宅へ戻ると妻がいません。
するとチャイムがなり西野の娘がたすけを求めてきたのでした。
そこで西野が成りすましていることを知ります。
西野が強引に家に入ろうとしたため、娘に警察へ連絡を依頼。
警察が到着しますが、早すぎるため不穏に思います。
娘もまだ連絡していません。
西野が先に連絡を入れ、高倉を傷害罪で逮捕させたのです。
逮捕された高倉を担当したのは、谷本刑事でした。
谷本は、警察全体の意見として高倉が犯人であると告げますが、
谷本自身は反論する高倉の言葉を信用していました。
西野を別室に呼んでいると案内を始めますが、
西野の姿がなく近くの警官が家に帰ったと言いました。
急ぎ家に行きます。
西野の家に康子が軟禁されていることに気付き助け出します。
しかし、奥から西野が銃を持って出てきました。
撃ち意思はないと康子に渡しますが、康子は高倉に渡しました。
その直後、康子が高倉に注射を撃ちました。
高倉は意識が朦朧とし、その後も何度も西野に注射を打たれました。
高倉は康子と西野の娘と愛犬のマックスと共に西野に車で
「新しい住処」を探しに連れて行かれます。
道中で住処を見つけたと喜ぶ西野は、
マックスが邪魔になり高倉に銃を渡し殺すように命令します。
しかし、薬の効き目が薄い高倉は洗脳されず自我を何とか保っていました。
銃を渡された瞬間を狙い、西野を撃ち殺しました。
そばの全員が解放されましたが、康子は薬で絶望感を感じ泣き出し、
西野の娘は正気ではありませんでした。
高倉は、絶望して泣きじゃくる康子を抱きかかえなだめます。
しかし、死んだ西野はなぜか笑顔でした。
感想・まとめ
この作品は、薬にやられる康子を演じた竹内結子さんの演技がすごかったです。
緊迫感や危機感を感じ、見ている間のドキドキが止まりませんでした。
話しは、近隣の住民が成りすまされており、
家の中ではサイコパスな人が事件を起こしているというなんとも
恐怖を感じずにはいられない物語です。
しかも終盤は何とか逆転することが出来ますが、
助けた人は薬で正気ではいられなくなっているというパニック状態になります。
どこでどうすれば悲劇を避けることが出来たのか考えさせられる物語でした。
サスペンス物ですが、一度見てから伏線の意味を理解して見直すと
また違った見方が出来て面白かったです。
最後までハラハラドキドキの展開が続きますので終始楽しめるおすすめの作品です。
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