ONODA 一万夜を越えて あらすじは?原作は?合作? 遠藤雄弥、津田寛治主演

邦画

映画 ONODA 一万夜を越えて

目次

 

①はじめに

・映画「ONODA 一万夜を越えて」概要

②映画「ONODA 一万夜を越えて」あらすじ

③映画「ONODA 一万夜を越えて」について

・原作は?

・合作?

・遠藤雄弥、津田寛治主演

④スタッフ・キャスト

⑤映画「ONODA 一万夜を越えて」まとめ

 

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①はじめに

・映画「ONODA 一万夜を越えて」概要

太平洋戦争後、29年間、

フィリピンで一人戦い続けた男、

小野田寛郎について描いており、

フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本の

合作となる本作。

主演は遠藤雄弥、

そして津田寛治となります。

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、

オープニングを飾る作品。

カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に、

日本の作品が選出されるのは、

2015年の河瀬直美監督の作品「あん」以来だそうです。

日本での公開は、2021年秋ごろ。

それでは、本作のあらすじや、

周辺情報を紹介していきたいと思います。

②映画「ONODA 一万夜を越えて」あらすじ

本作は、太平洋戦争後も任務解除を受け入れず、

戦い続けた小野田寛郎についてを、

描いた物語となっております。

太平洋戦争に出兵されたころ、小野田寛郎は21歳。

一年前に、上海の商事会社で働いていたころ、

満20歳での徴兵を受け、兵隊になりました。

彼は、英語や、漢語が堪能であったため、

陸軍中野学校二俣分校に入校し、教育を受け退校。

そして、見習士官から、予備陸軍省委へと昇進しました。

そしてその際に、本作で描かれるであろう、

フィリピン防衛線へ派遣されます。

フィリピンにて戦いが始まる。

しかし日本は、戦争に敗北し、

その作戦自体に意味がなくなってしまう。

フィリピンは、終戦後アメリカから独立をする。

しかし、協定にてアメリカ軍はフィリピンに滞在する。

小野田は、これをアメリカの、

フィリピン支配を継続していると解釈する。

アメリカ軍への攻撃を続け、何百回もの戦闘を繰り広げた。

ちなみに、この時30人以上殺傷したとされているが、

アメリカ軍側にはその記録が全くなく、

実際に殺したのは、武器を持たない、

現地の民間人ではないのかという説もある。

このことは、後の日本と、

フィリピンの政治的問題の原因にもなっている。

戦い続けた小野田に対し、放送による呼びかけを行うも、

これは、アメリカ軍の罠だと考え聞き入れなかった。

そして、1974年捜索隊により発見され、

日本の敗戦の実情を知り、帰国を促されるが、これを拒否。

その後、小野田の要望による直属の上司により、

戦闘解除の命令で、帰国をするのであった。

フィリピンに上陸してから帰国するまでの間29年。

彼が戦い続けた記録が、本作では描かれるようです。

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③映画「ONODA 一万夜を越えて」について

・原作は?

本作の原作はなく、オリジナル脚本となっております。

そして、小野田寛郎の29年の記録が元となっております。

一応、本作はオリジナル脚本となっておりますが、

小野田寛郎自身の著書や、書籍は複数冊発刊されており、

そちらのほうに、本作の内容に近しい内容が、

書いてある書籍があるかもしれません。

参考までに関連書籍を紹介いたします。

・「たった一人の30年戦争」

(1995年発売)

・「生きる」

(2003年発売)

・「小野田寛郎―わがルバン島の30年戦争 (人間の記録 (109))」

(1999年発売)

・「わが回想のルバング島 (朝日文庫) 」

(1995年発売)

・「わが回想のルバング島―情報将校の遅すぎた帰還」

(1998年発売)

・合作?

本作は、フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本の

合作となっております。

戦争という、センシティブな内容を取り扱っていることもあり、

様々な国の方が関わっているようですね。

国際的に上映されていく作品でもあり、

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、

オープニングを飾る作品ともなっております。

カンヌ国際映画祭での上映ですので、

先行して公開されるのは、

フランスやパリとなっております。

そして、キャストはすべて日本人となっておりますが、

監督は、パリ出身の監督アルチュール・アラリとなっております。

・遠藤雄弥、津田寛治主演

本作の主演は、遠藤雄弥、

そして津田寛治となっております。

二人とも小野田寛郎を演じます。

青年期を遠藤雄弥。

壮年期を津田寛治が演じるようです。

調べてみたところ、この二人の俳優はこれまで、

主演や、脇役を含め、

数多くの作品に出演してきている実力派の俳優のようです。

まさに、国際的に上映される日本作品に、

恥じない役者といった感じですね。

また、壮年期の小野田を演じる津田寛治さんからは、

以下のようなコメントが寄せられております。

 

自分の主演作が、カンヌ国際映画祭で、

上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。

アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。

若きフランスの映画監督が、一人の日本兵に心動かされ、

何年もの月日をかけて、

映画にしたこの作品に参加したことは、

僕の人生において大きな事件でした。

日常と非日常に境はない、

だからこそ夢は実現するんだということを、

南国のジャングルの現場にて学べたのです。

アラリ監督、そして小野田少尉、

素敵な現実をありがとう!

 

④スタッフ・キャスト

キャスト

遠藤雄弥

津田寛治

仲野太賀

松浦祐也

千葉哲也

諏訪敦彦

イッセー尾形

スタッフ

監督 アルチュール・アラリ

制作会社 bathysphere productions

製作会社 2021映画『ONODA 一万夜を越えて』フィルムパートナーズ

配給 エレファントハウス

⑤映画「ONODA 一万夜を越えて」まとめ

国際的な作品となる本作。

太平洋戦争のころの話です。

海外の作品という事ですが、どうなるのでしょうか。

おそらく、本作で映すべくテーマは、

当時の日本人の精神性。

これを、果たして海外の人は、

どのように映し出すのでしょうか。

という点で惹かれるところがありますね。

個人的な予想なのですが、史実を忠実に描くことにより、

内面的な機微な部分を、描くのではないかと思われます。

そのためには、当時の相当なリサーチが、

必要となりそうですね。

ここまで、私自身の妄想で書いてしまっていますが、

それが実現するとしたら、

相当質の高い作品となりそうですね。

日本での公開は2021年10月8日。

お楽しみに!

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