映画 梅切らぬバカ
目次
①はじめに
・映画「梅切らぬバカ」概要
②映画「梅切らぬバカ」あらすじ
③映画「梅切らぬバカ」について
・監督は？
・ロケ地は？
・加賀まりこ主演
④スタッフ・キャスト
⑤映画「梅切らぬバカ」まとめ
①はじめに
・映画「梅切らぬバカ」概要
「梅切らぬバカ」。
本作、最近の作品にしては珍しく、
なんだか品のある作品のようですね。
主演は加賀まりこ。
監督和島香太郎。
自閉症の息子を持つ親子の話です。
息子役には塚地武雅。
この情報だけで泣いてしまう系の、
心が温まりそうな作品だなと思われますね。
加賀まりこさんは本作で主演を務めますが、
主演映画としてはなんと５４年ぶりとのことです。
本作のタイトル「梅切らぬバカ」。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」ということわざの引用だそうです。
意味合いとしては適切な処置をしないこと。
という意味です。
本作は、自閉症の息子を持つ母親の話ですので、
人それぞれその人にあった育成が必要だ。
といった意味合いでしょうか。
それでは本作のあらすじや、
周辺情報を紹介していきたいと思います。
②映画「梅切らぬバカ」あらすじ
本作の主役は、占い師の女性。
山田珠子。
彼女は、自閉症の息子忠男と二人で暮らしていた。
忠男は作業所に通っていた。
ある日、忠男はそこで知的障碍者のための
グループホームを勧められる。
母である珠子は悩んだ。
しかし、自分が他界した場合、
誰が忠男の面倒を見てくれるのだろう。
そう考え、忠男のグループホームへの入居を決意した。
入居した忠男は環境の変化に戸惑う。
そして、脱出を試みる。
その中でとある事件に巻き込まれてしまうのであった。
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③映画「梅切らぬバカ」について
・監督は？
本作の監督は和島香太郎。
和島香太郎監督は、
「ndjc：若手映画作家育成プロジェクト」という
文化庁より業務委託された、
非営利団体による若手映像クリエイターのための
ワークショップのようなものです。
ちなみに和島香太郎監督は以前2008年に
「第三の肌」にてこのプロジェクトに選出されております。
「第三の肌」はトロントジャパニーズ短編映画祭にて
観客賞を受賞しているそうです。
和島香太郎からは本作について、
以下のようなコメントが寄せられております。
以前、あるドキュメンタリー映画の編集を担当しました。
自閉症と軽度の知的障害を抱える、
男性のひとり暮らしを描いた作品です。
膨大な映像素材には、男性を支える親戚や、
福祉関係者の姿が記録されていましたが、
近隣住民の姿が写っていませんでした。
自立を支える人間が、身近にいない問題に言及するため、
近隣住民への取材を試みましたが、
カメラを向けることは許されませんでした。
溝を深めているのは、自閉症を原因とする、
予測のつかない行動への恐れと、
「安定した暮らしを保ちたい」という
普通の願望のために語られる、
障害者排除の論理でした。
虚構という形であれば、
この意図せざる差別の構造を描けるのではないかと思い、
本作を構想しました。
テーマに共感してくださった加賀さんは、
共生の可能性を模索すると共に、
自分を生かしてくれた息子・忠男への
感謝の思いを携えて演じてくださいました。
また、塚地さんが演じる忠男を見つめていると、
ありのままで生きる喜びと、
日常を守ることの尊さを感じ取ることができます。
上海国際映画祭へのノミネートを嬉しく思っています。
障害のある人の住まいをめぐる問題と、
共生の描写がどのように受け止められるのかが楽しみです。
・ロケ地は？
本作のロケ地については、現在公開されておりませんが、
日本の自然豊かな場所。。
という事くらいの情報しか判明しておりません。
トレーラー動画などが出ていれば、
もう少し推測のしようはあったのですが。
といったところですね。
作品の続報や公開を待ちましょう。
・加賀まりこ主演
本作の主演は、加賀まりこ。
映画の主演を演じるのはなんと54年ぶりとのこと。
様々な作品で見ている女優なので意外でした。
加賀まりこのデビューについて、
調べていたところ分かったのですが、
芸能界へのデビューのきっかけは
寺山修司からのスカウトのようです。
少し感動しました。
加賀まりこさんの代表作品は以下になります。
テレビドラマ
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』
『澪つくし』
『私の青空』
『あすなろ白書』
『君の手がささやいている』
映画
『泥の河』
『美しさと哀しみと』
『月曜日のユカ』
『麻雀放浪記』
『陽炎座』
④キャスト・スタッフ
キャスト
加賀まりこ
塚地武雅
渡辺いっけい
林家正蔵
高島礼子
森口瑤子
斎藤汰鷹
スタッフ
監督・脚本 和島香太郎
配給 ハピネットファントム・スタジオ
⑤映画「梅切らぬバカ」まとめ
自閉症の息子を持つ親子を描いた本作。
泣いちゃう奴だなぁ。
観たら泣いちゃうんだろうなと、
本作について調べていて思いました。
しかし、本作単なる感動ドラマではありません。
「8050問題」という言葉があります。
高齢者の親が、中年の何らかの事情で、
自立できない子供の生活を支えるという
事態が増えてきているというものです。
本作はそんな問題の一例を扱ったものです。
なにか考えさせられる作品にもなっていそうですね。
公開は今年2021年中となっております。
お楽しみに！
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